第27号 観測場所:札幌市北区 観測者:“傘寿の眼” 秋田谷英次 (公社)日本雪氷学会北海道支部雪氷災害調査チーム | 暖気が続き、札幌の積雪は一変した。2月になっても“典型的なしまり雪”がないのは、私の経験にない。1/29の低気圧前面の降雪(第26号)が原因と考えられる雪崩が2件発生した。雲粒なし降雪は曲者。雪を掘ってみればわかるはず。気象データーからの推定も可能だが、現場で雪を見る、観る、視ることは最も重要である。
2月2日 7時~ 小雪 気温-5.4°C 1/29以降の暖気で雪質は一変した。底の「し もざらめ」は「ざらめ」に変わった(一時水 を含んだため)。 1/29日:低気圧前面の降雪は「雲粒なし針 (第26号)」で弱層になる雪であったが、 その後の暖気で濡れ雪になり、さらに、上載 積雪となる降雪もなかったので、札幌近郊で は雪崩に危険は少なかった。 |