第41号 観測場所:札幌市北区 観測者:“傘寿の眼” 秋田谷英次 (公社)日本雪氷学会北海道支部雪氷災害調査チーム | 3月5日、14:30頃、ニトヌプリ(1080m)で小規模な表層雪崩が発生 しスキーヤ数名が流されたという情報を得た。当事者立会いの下 積雪調査を行い、雪崩の原因、特に顕著な弱層があるかを重点的 に調べた。 札幌では3月5日早朝、低気圧前面の雲粒なし降雪が あった、弱層になる雪である。ニトヌプリでも雲粒なし降雪が降った かを確認するのが目的である。
4層が時に弱層になりやすい雪で あった。この雪崩に遭遇した方の話から4層が今回の雪崩の弱層 となった可能性が高い。 この時の札幌の降雪は雲粒なし針状結晶 がメインであった「さっぽろ積雪情報、第40号」を参照されたい。 |