第45号 観測場所:札幌市北区 観測者:“傘寿の眼” 秋田谷英次 (公社)日本雪氷学会北海道支部雪氷災害調査チーム | 3月15日13時~19時 春先の晴天時、日射と高温で積雪表面が融けている時、太陽が傾き始めると、表面が凍結し始めて固くなる、凍結によるクラストが形成されたのである。 この時、気温はまだプラスであるが 、放射冷却で表面温度は氷点下になっている。 クラスト形成は表面の積雪粒子間の水が凍結するのと、小さな霜の結晶が発達して雪粒同士を結合させる。 この霜の結晶の発達過程を観察した。 このクラストが厚く発達したのが「堅雪・しみ雪}
札幌ではこの時期にしか観察できない「凍結クラスト(メルトフリーズクラスト)」を観察した。 地吹雪でできるウインドクラストは札幌での観察は無理。 サンクラストの研究はすでに完成済。 |