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2020年3月14日作成 (Registered Mar.14th 2020)
2020年4月6日作成 (Online Apr.6th 2020)

災害調査 課題名 武佐岳雪崩調査 Hokkaido Musa-Dake Snow Avalanche【速報】Prompt report  

研究代表者
Organizer
八久保晶弘(北見工業大学)
Akihiro HACHIKUBO,
Kitami Institute of Technology
実施期間
Period
2019-2020シーズン
2020年3月8日調査実施
研究参加者
Members

[目  的]Objective  

2020年3月7日に北海道中標津町〜標津町の武佐岳で発生した雪崩の調査。【速報】
Field observation of a snow avalanche occurred on 1026 Peak of Mt. Musa on 7th March.

注)速報であり,本報告までに、編集によりデータが追加され、数値等は変更される可能性がある.

[災害の概要]Outline of the incident  

スノーモービルによる5名パーティ

  • 3月7日13:30頃,武佐岳北西のソーキップ岳(1026峰)南斜面で2台と3台に分かれて走行していたスノーモービルのうち2人組のスノーモービル2台が雪崩に遭い埋没.
  • 幅150m,長さ約500m.
  • 2名とも自力で雪をかき分け,頭を出した状態で発見,他の3人がスコップで掘り出した.
  • 1名は足の骨折.もう1名は背中のけが.

[実施内容]Timeline of the investigation  

2020年3月8日

  • 11:00頃 北見出発
  • 14:00頃 武佐岳に近い根北峠で断面観測開始
    • 雪崩遭難地点と根北峠の直線距離は約8.5km
  • 15:30頃 観測終了

[成果と効果]Results  

<積雪調査地点>Positions of the investigated snow pits  

積雪調査地点
Invest.Place
緯度
Lat
N43 ̊45‘45‘’経度
Long
E144 ̊47’47‘’標高
Elev.
491m asl.
方位斜度
Slope
平地

<雪崩範囲>Avalanche area  

ソーキップ岳雪崩遭難地点_0.jpg
1240x860 456.8KB根北峠_ソーキップ岳1.jpg
1149x936 296.1KB
図1 雪崩遭難地点.北緯43°41′31″,東経144°50′47″,標高約800 m
図2 積雪調査地点(2020年3月8日).○:積雪調査地点,+:雪崩遭難地点
直線距離で約8.5 km,標高差は約310 m

<破断面,発生区写真>Crown surface  

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図3 雪崩発生区.破断面は標高950 m付近(N/A)図4 発生区と走路遠景(N/A)

<積雪断面観測の特徴>Details  

積雪断面構造1 Snow profile #1
根北峠層位と弱層.jpg
1240x1067 190.2KB図5:層構造
+:新雪
/:こしまり雪
●:しまり雪
□:こしもざらめ雪
Λ:しもざらめ雪
○:ざらめ雪
・破断は表層から67cmの薄い降雪結晶(破断1)
・2つ目の破断は68cmの薄い降雪結晶の層(破断2)
・両層とも結晶はこしまり雪へと変態が進んでいる
・結晶形は比較的大きくて雲粒や枝は少ない
・接写写真の縦方向サイズは8 [mm]
積雪断面構造2 Snow profile #2
根北峠_積雪の特徴.png
1670x1024 175.2KB
Graph Left:Snow Temp, Right:Snow Dencity
図6:積雪の特徴
左から層位:雪温:密度
朱線は破断位置
・破断した層は薄い層なので密度の計測値には現れない

所見 Comments  

  • 雪面から80cm深くらいまでは新しい積雪層で、3/5からの降雪分と思われる。
  • ハンドテストを実施したところ、肘を使う程度の強度によって、67cm・68cm深の2深度で雪柱が破壊した。
  • 破断面は降雪結晶であり、こしまり化が進んでいるものの、比較的大粒で雲粒や枝は少ない。
  • 10-20cm深付近ではあられを多く含む、雲粒付新雪層となっており、低気圧通過時の典型的な降雪パターンと考えられる。

[成果の発表・貢献] Publication and contribution  


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