履歴
2023年5月19日 ver1公開
災害調査 課題名
研究代表者 Organizer | 雪氷災害調査チーム Snow Avalanche Research Team, Japanese Society of Snow and Ice. | 実施期間 Period | 2022-2023シーズン 2023年3月6日現地調査実施 |
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研究参加者 Members | 近藤 研 (調査チーム・北大) Ken KONDO 佐々木翔平(調査チーム) Shohei SASAKI 佐々木大輔 (調査チーム) Daisuke SASAKI 小田克大 (調査チーム) Katsuhiro ODA |
[目 的]Objective
注)速報であり,本報告までに、編集によりデータが追加され、数値等は変更される可能性がある.
2023年3月5日、羊蹄山喜茂別コースで発生した雪崩の雪氷学的現地調査。
[災害の概要]Outline of the incident
2023年3月5日、羊蹄山喜茂別コースでバックカントリースキーをしていた男性2名のうち、1名が先に下山した。もう1名の行方がわからなくなり、11時半頃に消防へ通報した。
ヘリコプターによる捜索の結果、標高800m付近で体の一部が雪に埋まった状態で男性が発見された。男性は病院へ搬送されたが、その後死亡が確認された。
行動概要:
2023年3月6日
・08:00 マッキモコースより入山
・12:00 喜茂別コース標高1200m地点で積雪断面観測
・14:00 積雪断面観測終了 下山開始
・15:00 下山
積雪の状況:
[成果と効果]Results
<積雪断面観測地点>The location of the snow pit survey
積雪断面観測地点 The location of the snow pit | 緯度 Lat | N42° 49' 19.02'' | 経度 Long | E140° 49' 49.19'' | 標高 Elev. | 854 |
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方位 Direction | 東 | 斜度 Slope |
<積雪断面観測概要>
積雪断面観測 | |
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観測日 | 2023年3月5日 |
観測者 | 近藤研、佐々木翔平 |
開始時刻 | 12:00 |
積雪深 | 128 cm |
天気 | 曇り |
所見 Comments
- 弱層3cm深(CTE1 SP)と33m深(CTM18 RP)の2箇所。
- 3cm深の弱層は針状の降雪結晶、33cmはこしまり/しまり雪で構成される。
- 表層1−3 cmは日射で硬くなったウィンドスラブ。その下3−33 cmも密度・硬度ともに低いしまり雪の層。
- 気象データ:2月28日に昇温、3月3–4日にまとまった降雪
[成果の発表・貢献] Publication and contribution
添付ファイル: スライド6.jpeg スライド5.jpeg スライド4.jpeg スライド3.jpeg スライド2.jpeg スライド1.jpeg