(公社)日本雪氷学会 北海道支部
雪氷災害調査チーム
ログイン
雪氷災害調査チームへの問い合わせサイトマップ:  
»HOME  » Wiki  » B-Wiki - 事例/2020/03-05ニトヌプリ のバックアップソース(No.5)
目次
Wiki 最新記事
RSS


問い合わせ
(公社)日本雪氷学会
北海道支部
雪氷災害調査チーム
事務局
::問い合わせ::
訪問者
Today
Yesterday
Total
FROM 2007/11/20
(公社)日本雪氷学会 北海道支部
雪氷災害調査チーム
事例/2020/03-05ニトヌプリ のバックアップソース(No.5)

#navi(../)
RIGHT:2020年3月13日作成 (Registered Mar13th 2020)

#contents

**災害調査 課題名 ニセコニトヌプリ雪崩調査 Hokkaido Mt. Nito-nupuri Snow Avalanche&color(red,){【速報】Prompt report}; [#wd314fb7]
#div(start,float:left)
|~ 研究代表者&br;Organizer|&areaedit(){尾関俊浩(北海道教育大学札幌校)&br;Toshihiro OZEKI,&br;Hokkaido University of Education};|~実施期間&br;Period|&areaedit(){2019-2020シーズン&br;2020年3月6日調査実施};|
|~ 研究参加者&br;Members|>|>|&areaedit(){田中 久敬(調査チーム・ニセコメッカ)&br;Hisataka TANAKA (Mountain Guide)&br;秋田谷 英次(調査チーム・NPO雪氷ネットワーク)&br;Eizi AKITAYA (NPO Snow and Ice Network)};|

#div(end)
#div(clear)
**[目  的]Objective [#jbe0a5f8]
2020年3月5日にニセコニトヌプリ西斜面で発生した雪崩の調査。&color(red,){【速報】};
Field observation of a snow avalanche occurred on the western slope of Mt. Nito-nupuri on 5th March.

 注)速報であり,本報告までに、編集によりデータが追加され、数値等は変更される可能性がある.
 
**[災害の概要]Outline of the incident [#u62e7dd9]
3名パーティ
-3月5日12:50頃,ニトヌプリ西面標高925mあたりから滑走したスキーヤーが雪崩に遭い,10mほど流される.埋没せず.直後に残る2名のうち1名が雪崩に巻き込まれたとわかる.
-すぐに雪崩トランシーバーによる捜索を開始し,標高907mで頭と片腕以外埋没しているのを発見,掘り出し開始.
-左太もも打撲,左眼下骨折.

**[実施内容]Timeline of the investigation [#a42ca5e9]

2020年3月6日
-09:30 チセヌプリスキー場駐車場発
-10:00 入山 (パノラマライン−五色温泉分岐)
-10:30 積雪断面観測開始
-12:30 調査終了,下山
-14:00 倶知安風土館,積雪観測開始
-14:30 観測終了
**[成果と効果]Results [#t61a193b]

***<積雪調査地点>Positions of the investigated snow pits [#w942dec2]

|~積雪調査地点&br;Invest.Place|~緯度&br;Lat|N42 ̊52‘16.26‘’|~経度&br;Long|E140 ̊36’38.24‘’|~標高&br;Elev.|630m asl.|
|~|~方位|WNW|~斜度&br;Slope|積雪表面 20°|>|>|

***<雪崩範囲>Avalanche area [#o74182f8]

|&attachref(0305雪崩地図.jpeg,zoom,480x320,button){画像張り付けボタン};|&attachref(snow pit point_0.png,zoom,480x320,button){画像張り付けボタン};|
|&areaedit(){図1 雪崩発生地点.発生区は見えず};|&areaedit(){図2 積雪調査地点(2020年3月6日)&br;雪崩(赤エリア)は,発生区が見えなかったため,上流側は推定.};|

***<発生区,堆積区写真>Avalanche release point and debris [#m818a213]

|&attachref(XXX.jpg,zoom,640x480,button){画像張り付けボタン};|
|&areaedit(){図3 破断面(N/A)};|
|&attachref(received_207647917109093.jpeg,zoom,640x480,button){画像張り付けボタン};|
|&areaedit(){図4 デブリの様子(3月5日撮影)};|






***<積雪断面観測の特徴>Details [#i7ad8cc6]
|>|~積雪断面構造1 Snow profile #1|
|&attachref(ニトヌプリ層位写真付.jpg,zoom,640x480,button){ファイル張り付けボタン};|&areaedit(){図5:層構造&br;+:新雪&br;/:こしまり雪&br;●:しまり雪&br;□:こしもざらめ雪&br;Λ:しもざらめ雪&br;○:ざらめ雪&br;・破断は表層から18~25cmの新雪層(弱層1)&br;・2つ目の破断は53cmに位置する1mm程度のごく薄い降雪結晶の層(弱層2)&br; 53cm層の結晶形はい亮枝状に類似&br; 写真は<2020306ニトヌプリ.pdf>参照&br;};|
|>|~積雪断面構造2 Snow profile #2|
|&attachref(ニトヌプリ温度密度硬度_0.png,zoom,640x480,button){ファイル張り付けボタン};&br;Graph Left:Snow Temp,  Center:Snow Dencity, Right: Snow Hardness|&areaedit(){図6:積雪の特徴&br;左から層位:雪温:密度:硬度(プッシュゲージ)&br;朱線は破断1,破断2の位置&br;・雪温に大きな変化はない&br;・弱層1は密度,硬度ともに顕著に小さい&br;・弱層2は極めて薄い層なので密度と硬度の計測値には現れてこない&br;};|
|&attachref(20200306ニトヌプリ.jpg,zoom,640x480,button){ファイル張り付けボタン};|図7:各積雪層の雪粒子写真&br;3月6日小雪、気温-1.7℃&br;観測開始:10:23、終了11:30.&br;観測者:秋田谷英次(雪氷ネットワーク)&br;尾関俊浩(北海道教育大札幌)&br;田中久敬(ニセコメッカ)&br;&br;|
|&attachref(20200306ニトヌプリ.pdf,zoom,640x480,button){ファイル張り付けボタン};|~|
**コンプレッションテスト(CT) [#w5c67647]
|>|&attachref(received_518037549137494_0.jpeg,zoom,640x480,button){画像張り付けボタン};|
|&areaedit(){CT-1:3/5 850 a.s.l.&br;Aspect:W, Incline:30&#730;&br;CTM12 d15 SP&br;CTH25 d55};|&areaedit(){CT-2:3/6 630 a.s.l.&br;Aspect:NW, Incline:32&#730;&br;CTE7 d20 SP};|
|>|&areaedit(){図9 3月5日当日の雪崩現場近くのスノーピット.&br;CT-1は3月5日現場近傍,CT-2は3月6日に積雪断面観測近傍で実施したコンプレッションテスト&br;};|


**所見 Comments [#s4a20b22]
-雪崩発生時には,破断面は直接確認できず.
-調査は雪崩発生場所であるニトヌプリの登り口付近で行った.雪崩現場は,田中が調査した結果を示した.
-埋没地点のデブリは柔く,大きなブロックや雪塊は無かった.

-積雪断面観測では,2つの弱層が観測された(雪面から18cmと53cm).
-3月5日当日に行ったCTの結果(CTM12 d15 SPとCTH25 d55)に相当すると考えられる.
-弱層となった雪質は南向き斜面(Pt-1)と東北東向き斜面(Pt-2)で異なる.
--南向き斜面(Pt-1)では融解凍結過程を伴うこしもざらめ雪(□○)が弱層を形成.
--東北東向き斜面(Pt-2)では降雪結晶(/●)が弱層を形成.ただし下層の弱層は融解凍結を伴わないこしもざらめ雪(□□).

-破断面(図2赤線)は,写真検証(図3)により,標高1450m付近の7号沢南向き斜面側面と特定.



**[成果の発表・貢献] Publication and contribution [#y42c7c0f]

トップ   新規 一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS
Copyright © 2007-2022(公社)日本雪氷学会北海道支部雪氷災害調査チーム