第4号 観測場所:札幌市北区 観測者:“傘寿の眼” 秋田谷英次 (公社)日本雪氷学会北海道支部雪氷災害調査チーム | 第4号です。衛星写真と雨雲(雪雲)の重ね合わせで、雪の降り方がより分かりやすくなったのでは?
12月4日、5日は強い冬型、各地で風雪による事故等が多発、臨時 休校もあった。札幌、石狩とも予報では、4日、5日とも降雪の予報。 しかし、4日にわずかに降雪を記録したが、5日は降雪ゼロ。 従来から言われているが、西風の時は札幌圏は積丹半島の山並み の陰になり、雪雲は進入しない(図参照)。 4日の屯田で観測した降雪粒子は「ほとんどが小さな雲粒の集合」で あった。日本海から西風による筋状の雲(対流性)がこの雪を降らせ た。この2日間、アメダス石狩では5mmの降水、アメダス岩見沢では 19.5mmの降水があり、積雪深は2cmから36cmに増加した。 |