第44号 観測場所:札幌市北区 観測者:“傘寿の眼” 秋田谷英次 (公社)日本雪氷学会北海道支部雪氷災害調査チーム | 3月14日 6:30-7:15 快晴 3/14になってか ら放射冷却 気温直線的に下がる。 3/12は快 晴、気温上昇。すでに全層0°Cの湿り雪。 14日 になってから表層から凍結開始。表面には大 きな温度差発生(温度勾配)。 今冬初の堅雪/しみ雪が形成された。
温度勾配の大きさは、温度分布から最大 8°C/10cm(0.8°C/cm)の大きさ。 雪の中には急 速に小さな霜が発達し、やが雪粒同士がくっつ きあい、固い積雪層となった。 大人が歩いても ぬかることはない。 太陽が昇るとやがて融け始め、ざくざくになる。これが堅雪の正体。
堅雪発生。北国の春になった証し。雪の下ではスイセン、チュウリップが首を長くして待っているはず。 人々も春を待つ気持ちは同じ。 雪と一緒にコロナウイルスも消え去ってほしい。 |