
2026年3月5日に、北海道上富良野町三峰山沢で発生した雪崩について現地調査を実施しましたので、結果を速報として公開します。
事例 / 2026 / 03-05三峰山沢雪崩
【要約】
2026年3月5日、北海道上富良野町三峰山沢で大規模な表層雪崩(ウィンドスラブ)が2件ほぼ同時に発生しました。現地調査の結果、融解凍結クラスト上に堆積した風成雪が、こしもざらめ雪(FC)からなる弱層上で破断したことが原因と考えられます。この弱層は破壊の伝播性が高く、スキーヤーやスノーボーダーなどの人的刺激でも広い範囲の斜面で雪崩が誘発される可能性があります。霜系弱層は不安定性が長く残るため、クラスト上に風成雪が載った斜面では引き続き雪崩に十分な警戒が必要です。
入山者は、クラスト上に形成された風成雪斜面では雪崩危険を常に念頭に置き、斜面選択やルート設定を慎重に行うとともに、雪崩トランシーバー、プローブ、ショベルなどの装備を携行し、グループ内での安全管理を徹底するようにしてください。
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