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     日本雪崩ネットワーク
    (2017-5-15 0:56:08)
 
        日本雪崩ネットワーク
    (2017-5-15 0:56:08)
   121216三段山雪崩事故・調査速報
        (2012-12-17 20:40:26)
        121216三段山雪崩事故・調査速報
        (2012-12-17 20:40:26)
    
  
        
2012年12月16日に北海道上富良野町三段山で発生した雪崩事故の現場調査を12月17日に行いましたので、その概略を速報としてお知らせ致します。数値等は速報値ですので、この後、変更される可能性もあります。なおこの調査は日本雪氷学会北海道支部雪氷災害調査チームと合同で行われました。
 
  
 
 ●データ●
 
 日付: 2012年12月16日
 
 時間: 10時頃
 
 場所: 三段山中腹( 地形図 )
 
 種類: 面発生乾雪表層雪崩
 
 規模: size1.5(標高差約40m)
 
    
 
 破断面: 北西、幅60m、高さ40〜80cm、斜度30〜40°
 
 弱 層: 降雪結晶(粒度1.0-2.0mm、硬度4F、厚さ5cm)
 
 滑り面: 弱層内で破壊が起こっており不明瞭
 
 ※プロファイルは、SPINの三段山雪崩破断面(ID 629・日付121217)でご覧頂けます。SPINの記号等は「
こちら 」を参考にされてください。
 
  
  
 
  
 
  
  
 
現場は、三段山中腹(通称2段目)の北西斜面。
 
   
 
  
  
 
雪崩破断面。破断面の厚さは30〜80cm。
 
  
 
  
  
 
発生区から見た雪崩流下経路。
 
   
 
  
  
 
弱層は厚さ5cmの降雪結晶の層(硬度4F、粒径1.0〜2.0) 。スラブは硬度Pのしまり雪層
 
   
 
  
 
●行動●
 
グループ:7人
 
種別:山スキー
 
内容:山スキーのグループが朝8時頃から三段山に登り、スキーをしていたところ、10時頃、滑走中に雪崩を誘発し、一人が巻き込まれ、およそ50cmの深さにうつぶせの状態で埋まった。仲間がビーコンで捜索し、15分ほどで掘り出したが意識がなく、搬送先の病院で翌17日、低酸素脳症での死亡が確認された。(新聞・TVの報道による)







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