RSSセンター
メイン | 簡易ヘッドライン |


一般財団法人日本気象協会(本社:東京都豊島区 会長:繩野克彦)は、2013年10月16日(水)に日本付近を通過する見込みの 台風第26号
に関する情報を発表します。大型の台風第26号は、強い勢力を保ったまま16日(水)に日本列島に接近し、その後本州に沿って東海から関東、東北の太平洋側を進む見込みです。進路によっては、
東海や関東に上陸する恐れ もあります。
この台風に伴い、近畿から北海道にかけての太平洋側を中心に、 雨や風が非常に強まる見込み です。特に、台風の接近する東海や関東、東北では、
激しい暴風雨 となることが予想されますので、厳重な警戒が必要です。
◇今年最強の台風が列島直撃へ
台風第26号は、現在沖縄県・南大東島の東の海上にあって、次第に日本列島に近づいています。明日16日(水)未明には、本州に影響を与えた台風としては
今年最強の勢力のまま
紀伊半島〜東海に接近し、朝には関東にかなり接近、あるいは上陸するでしょう。その後、夜にかけて三陸沖から北海道の南海上へと進む見込みです。
|
図1 予想天気図(16日9時) |
|
図2 台風の進路予想図(15日6時現在) |
この台風の接近に伴い、太平洋側を中心とした広い地域で、 激しい雨
となる見込みです。台風が接近する前の本日15日(火)夜から大雨となるところもありますので、ご注意ください。土砂災害や河川の氾らん、道路や家屋の浸水が発生する危険もあるため、これらの被害が発生する前に、
早めの避難 を心がけるようにしましょう。
また、強風に対しても広い地域で注意が必要となります。特に、東海や関東、東北の太平洋側は暴風域に入る恐れもあり、 立っていられないほどの激しい暴風雨
となる見込みです。屋外では物が飛ばされるなど、非常に危険な状態になると予想されます。さらに、竜巻や突風が発生する恐れもありますので、
不要不急の外出は控える などして、安全な屋内で過ごすようにしましょう。
海上も、台風の接近に伴い波が非常に高くなる見込みで、太平洋側では“大しけ”となる恐れがあります。さらに、高潮が発生し、海岸線付近が広く浸水する恐れもあります。台風が遠ざかる17日(木)頃までは、
絶対に海岸付近には近づかないように してください。
◇首都圏では暴風雨が通勤ラッシュを直撃!
今回の台風第26号は、首都圏では、 ここ10〜20年で最強クラス
の台風となる恐れがあります。暴風雨のピークは、台風が最も接近する16日(水)の早朝〜朝となる見込みで、通勤時間帯の交通機関への大きな影響が予想されます。通勤・通学時間をずらすなどして、台風の影響が大きな時間帯には外に出ないようにしましょう。
|
図3 大雨・強風の警戒期間 |
本情報は2013年10月15日時点の予測資料から作成したものです。詳細については最新の気象情報(日本気象協会の気象情報サイト http://tenki.jp/ )で確認下さい。