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一般財団法人日本気象協会(本社:東京都豊島区、会長:松尾道彦)は、2010年の4月から5月の桜の開花状況と開花予想の結果を発表します。
2010年の桜の開花は、西日本では平年よりかなり早く、東日本も平年より早いところが多くなりましたが、4月から5月に開花した北日本は平年並みか平年より4日から6日遅くなりました。桜前線が日本列島を北上するのにかかった日数は、3月10日に高知で開花してから5月22日に稚内に終着するまで73日となり、1953年の統計開始以来、最も長くなりました。
日本気象協会では4月になってはじめに発表した開花予想(第8回4月7日発表)について、開花日と開花予想の比較を行いました。その結果、開花予想の精度は、2日以内の適中率が72%となりました。
1.2010年桜の開花状況
2010年の桜の開花は、西日本では平年よりかなり早く、4地点でこれまで最も早い記録を更新し、東日本も平年より早いところが多くなりましたが、4月から5月に開花した北日本は平年並みか平年より4日から6日遅くなりました。この春は寒暖の変動が大きく、2月は全国の多くの地点で2月としての最高気温を記録するなど高温になりましたが、4月は東京や横浜などで最も遅い降雪を記録するなど一転して低温になりました。北日本の桜の開花が遅くなった理由は、桜の開花の時期に影響を及ぼす4月の気温が平年より低くなったことが大きく影響していると考えられます。
2010年桜の開花日と平年差
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