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2010年2月23日に乗鞍岳位ヶ原でありました雪崩事故の現場調査を2月24日に行いましたので、その概略を速報としてお知らせ致します。数値等は速報値ですので、この後、変更される可能性もあります。
●データ●
日付: 2010年2月23日
時間: 12時55分頃
場所: 乗鞍岳位ヶ原( 地形図 )
種類: 面発生乾雪表層雪崩
規模: size 2.5 (標高差約100m、流下距離約230m)
破断面: 北東、幅約100m、厚さ20〜80cm、斜度28度
弱 層: こしもざらめ雪(粒度1mm、厚さ3cm)
滑り面: 降雨で形成された氷板
右手奥に位ヶ原山荘がある。破断面にて。
発生区の見上げ。シワに見えるのは降雨による畝。
上部破断面右端(クライマーズ・ライト)でのプロファイル。
※破断面プロファイルは、SPINの乗鞍岳( ID 401・日付100224 )でご覧頂けます。
※SPINの記号等は「 こちら 」を参考にされてください。
●行動●
グループ: 1人
種別: 山スキー
内容: 富士見沢を滑走後、登り返しの最中に雪崩に巻き込まれた。雪崩の発生に気づいた山小屋従業員(発生の瞬間は見ていない)と、通りがかった登山者の計4人で救助した。しかし、足が一部出たほぼ完全埋没(林道より下方5mほどの地点)であったため、掘り出した時には既に心肺停止であった。(2010年2月24日
信濃毎日新聞および取材より)
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