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2010年1月16日に尻別岳でありました雪崩事故の現場調査を1月18日に行いましたので、その概略を速報としてお知らせ致します。なお調査は、 日本雪氷学会北海道支部雪氷災害調査チーム 、
北海道雪崩研究会 、日本雪崩ネットワークの共同により行われました。数値等は速報値ですので、この後、変更される可能性もあります。
●データ●
日付: 2010年1月16日
時間: 1540頃
場所: 尻別岳・西方989mピーク付近( 地形図 )
種類: 面発生乾雪表層雪崩
規模: size 2.5
発生区: 標高970m付近、斜面方位S、幅約50m、勾配約37度
堆積区末端: 標高640m付近
スラブ: 厚さ約40cm、こしまり(4f)〜しまり(1f)
弱層: こしもざらめ雪(0.2-0.5mm 4f CTM-H SP)
滑り面: しまり雪・こしもざらめ雪(0.2-0.5mm 1f)
※なお破断面プロファイルは、 SPINの尻別岳(ID 363・日付100118) でご覧頂けます。
※SPINの記号等は「 こちら 」を参考にされてください。
●行動●
グループ: 9人
種別: 山スキー
内容: 山スキーツアー中の一行9人のうち、女性ガイド1人と男性客1人が巻き込まれた。ガイドは自力で脱出、もう1名は他のツアー客が救助し、道警ヘリで札幌市内の病院へ搬送されたが、間もなく死亡が確認された(2010年1月16日21時57分
読売新聞 より)
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