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2010年3月12日に山形県熊野岳・蔵王沢でありました雪崩事故の現場調査を3月14日に行いましたので、その概略を速報としてお知らせ致します。数値等は速報値ですので、この後、変更される可能性もあります。
●データ●
日付: 2010年3月12日
時間: 14時頃
場所: 熊野岳( 地形図 )
種類: 面発生乾雪表層雪崩
規模: size 2 (標高差約80m、流下距離約160m)
破断面: 北西、幅約50m、厚さ40〜150cm、斜度34度
弱 層: こしもざらめ雪(粒度0.5mm、厚さ1cm弱)
滑り面: 融解凍結クラスト
※破断面プロファイルは、SPINの蔵王沢(ID 408・日付100314)でご覧頂けます。
雪崩事故現場の全景。×は埋没点。
わかりにくいが、撮影者足元までデブリは到達している。
破断面全景。プロファイルを実施したため右側は荒れている。
左端の厚い部分で150cmあり、右端で40cmほど。
デブリには1m以上の大きさの雪塊が散乱している。
●行動●
グループ: 2人
種別: 山スキー
内容: 蔵王沢へ向かって滑り込む斜面にて、後ろを滑走していた1人が雪崩に巻き込まれた。警察に救助要請後、救助隊が出て捜索が行われたが発見に至らず、翌13日に50人体制で再度捜索が行われ、11時50分頃、深さ1.5mの雪の中から心肺停止で発見。(新聞報道および取材より)
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