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3連休(14日〜16日)は西日本から関東にかけて蒸し暑い日に
(2012-7-15 19:00:45)
一般財団法人
日本気象協会(本社:東京都豊島区 会長:繩野克彦)は、2012年7月13日(金)、14日から16日にかけての3連休の天気についてまとめました。3連休は南からの暖かく湿った風が入り込む影響で、九州・沖縄から関東地方にかけての広い地域で、気温が30℃を超える蒸し暑い日が続きます(図1)。熱中症の危険性が高まりますのでご注意ください。
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| 図1 3連休の気温の予想(tenki.jpより) |
14日以降は太平洋高気圧が勢力を増し、梅雨前線が東北地方へ北上する見込みです。それに伴い、沖縄から関東にかけての広い地域に、高気圧の縁をまわって、南よりの暖かく湿った風が入ってきます(図2)。
このため、3連休の間は関東から九州・沖縄にかけての広い地域で気温が上がり、各地で最高気温が30℃を超える「真夏日」になると予想されます。また、内陸部ではところにより35℃を超える「猛暑日」となる恐れもあります。気温だけでなく湿度も高くなり、蒸し暑く、体にこたえる暑さとなるでしょう。この暑さは、15日から16日にかけてがピークで、17日頃まで続く見込みです。
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| 図2 3連休中の気圧配置 |
【こんな日は熱中症に注意しましょう】
7月から8月は熱中症の発生数が1年の中でも最も多い時期です。最高気温が30℃を超えるようになると、熱中症の発生数が急増する傾向にあります(図3)。体が熱さに慣れていない夏のはじめ頃や、梅雨の合間に突然気温が上がるような今の時期は、特に注意が必要です。
また、湿度が高い場合は体に熱がこもりやすくなりますので、気温が低くてもムシムシと感じる日は十分に注意しましょう。
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| 図3 最高気温と熱中症発生数の関係(2011年、東京23区) |
| (国立環境研究所・熱中症患者速報(平成23年度報告書)より) |
【熱中症予防のポイント】
●水分のこまめな補給
体内の水分が不足しないよう、「のどが渇いた」と感じる前に、こまめに水分を補給するようにしましょう。また、たくさん汗をかいた場合は塩分も失われてしまうため、水分と塩分が同時に摂取できるスポーツ飲料がおすすめです。
●冷房機器の適切な使用
近年は室内でも熱中症となる例が増えてきています。暑いと感じる場合は無理をせず、適度にクーラーや扇風機などを利用して、室内の温度が高くなりすぎないようにしましょう。
高齢になると、体温調節機能の低下により、暑さを感じにくくなります。温度計や湿度計で室内の状況をこまめに確認すると良いでしょう。
本情報は2012年7月13日14時の時点における予測資料から作成したものです。詳細については最新の気象情報(一般財団法人日本気象協会の気象情報サイト http://tenki.jp/ )で確認下さい。

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