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台風なら『超大型』! 猛烈低気圧の影響で広範囲で春の嵐に
(2012-4-3 11:26:55)
一般財団法人 日本気象協会(本社:東京都豊島区、会長:松尾道彦)は、2012年4月2日(月)、明日4月3日(火)から4日(水)にかけて日本付近を通過する低気圧に関する情報を発表します。
明日4月3日(火)は前線を伴った低気圧が日本海を発達しながら進み、4日には北海道付近に達します。低気圧が日本付近で急速に発達するため、ほぼ全国的に風が強まり、大荒れの天気となる見込みです。
今回のように、急速に発達する低気圧に対して、気象の分野では、特に24時間に中心気圧が24hPa以上発達するものを「爆弾低気圧」と呼ぶ場合があり、大きな被害をもたらすものとして注視しますが、今回の低気圧では24時間におよそ40hPaの発達が見込まれています。この発達に伴い、暴風の及ぶ範囲が広くなります。4日午前のピーク時には、風速15メートル/秒の範囲が直径2000kmに及び、台風の大きさを示すランクでは最大級の「超大型」に相当します。このため3月31日(土)に日本列島を襲った「春の嵐」をしのぐ被害が懸念されます。
今回の低気圧の特徴などを下記にまとめます。
■ 今回の低気圧の特徴
- 日本海で急速に発達、猛烈な勢力(超大型で強い台風並)で北海道を通過する
- 等圧線の間隔が混み合い、広範囲で、通過前の南風と通過後の北風による暴風や高波の恐れ
- 低気圧に吹き込む暖かく湿った空気と活発な前線の影響で、短時間の強雨、落雷、突風の可能性も
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| 4月3日21時の予想気圧配置(4月2日9時発表) |
■ 予想される影響
地域ごとに予想される、強風・高波や大雨などの影響時間帯は概ね以下の通りです。
(特記事項)
- 強い風による被害→ 3日は南風による暴風、陸上でも25メートル/秒を超える可能性。4日は次第に北風に変わり、5日にかけて冬型の気圧配置による暴風が続く。
- 融雪による洪水や雪崩、落雪 →北陸や東北の積雪地帯は高温や大雨によって雪解けが加速する。
- 電線着雪 →北海道では東部を中心に湿った雪が降り、電線への着雪の恐れがある。
- 交通機関への影響 → 3〜4日は、ほぼ全国的に鉄道交通に影響する可能性がある(運行規制など)。船舶、飛行機の乱れも予想される。
本情報は4月2日昼時点の予測資料から作成したものです。日本気象協会が運営する天気総合ポータルサイト「tenki.jp( http://tenki.jp )」や携帯公式サイト「気象協会晴曇雨」で、最新の気象情報をご確認下さい。

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