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feed 台風第17号が本州を縦断、気象災害や交通の乱れの恐れ (2012-9-28 18:55:28)

一般財団法人 日本気象協会(本社:東京都豊島区、会長:繩野克彦)は、2012年9月28日(金)、台風第17号について、過去の類似台風を調べ、どのような特徴・被害の恐れがあるかをまとめました。台風第17号は本年6月19日に和歌山県に上陸し、近畿・東海・関東地方を縦断した、台風第4号と似た進路を取る可能性があります。広い範囲で暴風や大雨、高波や高潮の恐れがあり、今後も最新の台風情報、気象情報に十分な注意が必要です。日本気象協会が運営する天気総合ポータルサイト「tenki.jp( http://tenki.jp )」では、備えを万全に減災へと繋げるため、2012年9月28日(金)にスマートフォン対応の『台風情報』( http://bousai.lite.tenki.jp/lite/bousai/tyhoon/ )を緊急リリースします。本リリースに合わせて、「tenki.jp」スマートフォンサイト、PCサイト( http://bousai.tenki.jp/bousai/typhoon/ )では、台風の暴風域に入る確率も公開します。
 9月21日(金)3時に発生した台風第17号は、28日12時現在、沖縄県の先島諸島を暴風域に巻き込みながら、非常に強い勢力で石垣島の南海上を北上しています。台風は明日(29日)、沖縄本島付近を通過し、以降、速度を早めながら北東へ進み、30日(日)には九州から四国の南海上へ進む見込みです。その後、1日(月)にかけて、西日本から東日本の太平洋側に接近または上陸し、近畿・東海・関東地方・東北地方と、本州を縦断する進路を取る可能性があります。進路によっては首都圏を直撃する恐れも出てきました(図1)。台風第17号の特徴として、大きく以下の4点が挙げられます。
 
◆大雨・暴風に警戒
 台風周辺の湿った空気が流れ込む影響で、台風が近づく前から西日本や東日本の太平洋側を中心にまとまった雨が降る恐れがある。台風の接近・通過時は、暴風を伴い、北日本を含めた広範囲でさらに雨量が多くなる可能性があり警戒が必要。
◆ 高波・高潮に警戒
 30日(日)から1日(月)は大潮の時期にあたり潮位が高い。台風の接近と満潮時刻が重なる地域では、高潮が発生する恐れがあり厳重な警戒が必要。
◆ 天気の急変
 台風は30日(日)から次第に速度を速め、1日(月)以降は自動車並みの速さ(45〜50km/h)で本州付近を縦断する見込み。天気の急変、激しい雨や暴風等が急激に発生する可能性がある。
◆ 広範囲に影響
 西日本〜東日本、北日本の広範囲で気象災害・交通の乱れが発生する恐れがある
 
この状況を受けて、日本気象協会では、過去の台風進路を調べ、
・沖縄周辺を北東へ進む
・本州(西日本から東日本)に上陸し、北日本または本州の東海上に達する
・四国沖〜本州または北海道の東海上をおよそ2 日以内に通過
の進路をとった台風の中から、今回の台風とほぼ同程度の規模の台風を選定し、どのような特徴や影響があったかをとりまとめました(次項)。
 

台風1

図1 台風第17号の進路予想(9月28日9時発表の5日進路予想)

台風経路

図2 台風第17号に関する過去の類似台風進路(図中の番号は類似事例の番号を示す)

 
【台風第17号に関する、過去の類似事例】
平成21年(2009年)台風第18 号(図2の)
・ 強い勢力を保ったまま、10月8日に愛知県知多半島付近に上陸。東海地方、関東甲信、東北地方と本州を縦断し、三陸沖へ進んだ。
・ 総雨量は近畿地方の一部で300mmを超えたほか、沖縄から東北地方の広範囲で大雨となった。また、沖縄地方から北海道にかけての広い範囲で、最大風速20m/sを超える暴風となった。
・ 沖縄・奄美から北日本の沿岸でしけとなり、近畿や東海の太平洋側と伊豆諸島では、高さ9メートルを超える猛烈なしけとなった。また、広い範囲で高潮が発生した。
・ 茨城県の土浦市や龍ヶ崎市、千葉県の九十九里町等で竜巻が発生し、負傷者や建物損壊が発生した。
・ 和歌山県や埼玉県、宮城県で死者5名、沖縄から北海道にかけて、建物損壊や土砂災害、浸水等が発生。
 
平成24年(2012年)台風第4 号(図2の)
・ 6月19日に和歌山県南部に上陸。紀伊半島を北東に進んだ後、愛知県東部に再上陸し、東海地方、関東甲信、東北地方と本州を縦断し、三陸沖で温帯低気圧に変わった。
・ 6月に台風が本州に上陸したのは、2004年台風第6号以来、8年ぶりであった。
・ 総雨量は東海地方で300mmを超え、関東地方や東北南部でも200mmを超える大雨となった。
・ 上陸した時の台風の進行速度が時速60〜70kmと非常に早く、進行方向の東側にあたる関東地方では、風が非常に強まり、日最大風速は6月の観測1位を更新したところが多く、交通機関などに影響が出た。
・ 台風接近の影響で、波が高くなり、静岡県沼津市では冷凍運搬船が座礁したり、東日本大震災の被災地の沿岸部では、高潮と地盤沈下による浸水被害も出た。
・ 静岡県で死者1名、九州地方から東北地方にかけて、建物損壊や土砂災害、浸水などが発生した。

 
【防災上の注意点】
警戒期間:28日(金)〜29日(土):沖縄本島・先島諸島方面
30 日(日)〜 1日(月):西日本・東日本・北日本
・ 暴風、土砂災害、低地や地下施設の浸水、河川の増水・氾濫、落雷、竜巻などの突風。
・ 大潮の時期で潮位が高いため、満潮時刻と台風接近が重なる地域は高潮に警戒。
・ 交通機関の乱れおよび、都市部等での通勤・通学困難状況の発生。
 
 本情報は2012年9月28日12時の時点における予測資料から作成したものです。詳細については最新の気象情報は「tenki.jp」( http://tenki.jp/ )の台風情報で確認下さい。
 

1.  「tenki.jp」『台風情報』の概要
■URL:(PC) http://bousai.tenki.jp/bousai/typhoon/
(スマートフォン) http://lite.tenki.jp/lite/bousai/typhoon/
(iPhoneアプリ) http://itunes.apple.com/jp/app/tenki-jp/id433865746?mt=8
■提供コンテンツ:
【進路予想図】
 発生している台風について、72時間先までの進路予想図を日本広域・日本付近・台風個別の拡大画像を見ることができます。
【台風情報】
 名称、大きさ、強さ、存在地域、方向・速さ、中心気圧、中心位置、中心付近の最大風速、最大瞬間風速、台風解説文に関する情報を提供します。
【暴風域に入る確率】
6時間ごとの台風の実況と予報をもとに、72時間以内に台風の暴風域に入る確率が0.5%以上である都道府県の地域別にお知らせします。3時間毎・72時間先までの確率について知ることができます。
 
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