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feed 2013年春の花粉飛散予測(第1報) (2012-10-4 1:53:09)

一般財団法人日本気象協会(本社:東京都豊島区 会長:繩野克彦)は、2012年10月3日(水)に全国・都道府県別の2013年春の花粉(スギ・ヒノキ、北海道はシラカバ)飛散予測(第1報)を発表します。また、詳細な情報を、「2013年春の花粉飛散予測資料」として販売します。

2013年春の花粉(スギ・ヒノキ、北海道はシラカバ)の飛散数は、九州・四国地方は例年よりやや少ないですが、中国地方から北海道にかけては例年並みか例年より多く、関東・東北地方は例年のおよそ1.5倍になるでしょう。前年(2012年)にくらべると、関東・東北地方と北海道は2〜5倍になる見込みです。

この予測は、全国の今夏の気象条件を基に作成したもので、今後の花芽調査などのデータを基に内容を更新する予定です。今後も日本気象協会の花粉予測に注目いただき、来春の花粉対策に、お役立てください。

  1. 全国予測の概況

(1)概況  −西は少なく、東は多い 「西少東多」−

2013 年春のスギ及びヒノキ花粉(北海道はシラカバ)の総飛散数は、 九州・四国地方は例年よりやや少ないですが、中国地方から北海道にかけては例年並みか例年より多く、関東・東北地方は例年のおよそ1.5倍になるでしょう。前年(2012年)の飛散数が全国的に例年並みか少なかったことから、来春の飛散数は前年に比べると、九州地方で少ない他は全般に多く、関東・東北地方と北海道は2〜5倍になる見込みです。

kafun2013_43_1

kafun2013_43_22

 
(2)花粉の飛散と夏の天候  −2012年夏は気温が高く、降水量には地域差−

花粉の飛散数は前年の夏の気象条件が大きく影響し、一般に気温が高く、日照時間が多く、雨の少ない夏は花芽が多く形成され、翌春の花粉の飛散数は多くなります。

2012年の夏の気温は、全国的に平年より高くなりました。日照時間は、西日本は平年より少なく九州南部ではかなり少なく、東・北日本は平年より多く北陸・東北地方ではかなり多くなりました。降水量は、西日本は平年より多く九州南部ではかなり多く、東・北日本は平年より少なく東北地方ではかなり少なくなりました。

猛暑の影響で、高温・多照・少雨など花芽の形成する条件が揃った東北や関東地方では、2013年春の花粉の飛散数は、例年のおよそ1.5倍になると予想されます。一方、前線や熱帯低気圧、湿った空気などの影響で日照時間が少なく雨の多かった九州や四国地方では来春の飛散数は例年より少ないと予想します。

(3)花粉飛散数の推移  −大飛散は交互に現れる傾向−

花粉の飛散数の多い年と少ない年は交互に現れる傾向があります。2012年は前年(2011年)の夏の気温が高く花芽の多く形成される気象条件になったものの、大飛散となった2011年の翌年だったことから花芽の形成は少なく、花粉の飛散数はほぼ全国的に例年並みか例年より少なくなりました。

2013年は飛散数の少ない年(2012年)の翌年にあたるため、ほとんどの地域で飛散数は前年より多くなるでしょう。東京は、花芽の飛散数が多くなる気象条件がそろい2013年の飛散数は例年より多く、前年に比べると非常に多いでしょう。大阪は、2012年夏の降水量が多かったことなどが影響し、例年に比べるとやや少ないですが、前年に比べるとやや多いでしょう。

kafun2013_2
(東京:例年値有り)

kafun2013_1
(大阪:例年値有り)

花粉飛散数の推移(上:東京都千代田区、下:大阪府大阪市  日本気象協会の観測による)

※例年値:2003年〜2012年シーズン飛散量の平均値

           
 
2.地方概況

地方

花粉種別

予測の概況

北海道

シラカバ

2012年夏の平均気温は平年より高く、日照時間は平年並みになりました。降水量は平年より少なくなりました。

総飛散数は例年並みでしょう。2012年と比べると非常に多い見込みです。

東北

スギ

ヒノキ

2012年夏の平均気温は平年より高く、日照時間は平年よりかなり多くなりました。降水量はかなり少なくなりました。

総飛散数は、南部では例年より多いかやや多く、北部はやや多いか例年並みでしょう。2012年と比べると非常に多い見込みです。

関東

甲信

スギ

ヒノキ

2012年夏の平均気温は平年より高く、日照時間は平年より多く、降水量は少なくなりました。

総飛散数は、例年より多いかやや多いでしょう。2012年と比べると非常に多いでしょう。

北陸

新潟

スギ

2012年夏の平均気温は平年より高く、日照時間はかなり多くなりました。降水量は平年より少なくなりました。

総飛散数は例年よりやや多いか例年並みでしょう。2012年と比べるとやや多いでしょう。

東海

スギ

ヒノキ

2012年夏の平均気温、日照時間、降水量はいずれも平年並みとなりました。

総飛散数は概ね例年並みでしょう。2012年と比べると愛知県と静岡県は多く、岐阜県と三重県は同じかやや少ないでしょう。

近畿

スギ

ヒノキ

2012年夏の平均気温と日照時間は平年並み、降水量は平年より多くなりました。

総飛散数は概ね例年並みでしょう。2012年と比べるとやや多いでしょう。

中国

四国

スギ

ヒノキ

2012年夏は、中国地方では平均気温は平年より高く、日照時間と降水量は平年並みになりました。四国地方では、平均気温は平年並み、日照時間は平年より少なく、降水量は平年より多くなりました。

総飛散数は中国地方は例年よりやや多いか例年並み、四国地方は例年並みかやや少ないでしょう。2012年と比べると概ねやや多いでしょう。

九州

スギ

ヒノキ

2012年夏の平均気温は北部は平年より高く、南部は平年並み、日照時間は北部は平年より少なく、南部ではかなり少なくなりました。降水量は北部では平年より多く、南部ではかなり多くなりました。

総飛散数は例年よりやや少ないでしょう。2012年と比べると少ないでしょう。

※言葉の説明

平年:1981〜2010年の平均値

例年:過去10年(2003〜2012年)の平均値

非常に多い :例年の200%以上

多い    :例年の150%以上200%未満

やや多い  :例年の110%以上150%未満

例年並   :例年の90%以上110%未満

やや少ない :例年の70%以上90%未満

少ない   :例年の50%以上70%未満

非常に少ない:例年の50%未満


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