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一般財団法人
日本気象協会(本社:東京都豊島区 会長:繩野克彦)は、2013年1月14日(月)に予想される、首都圏での雪に関する情報を発表します。14日(月)は本州の南岸を発達しながら低気圧が通過し、首都圏では平野部でも雪の積もるところがある見込みです。各地で成人式などのイベントが予定されていますが、歩行時の事故・ケガや交通機関の混乱には十分にご注意ください。
◇気象概況
1月14日(月)は、本州の南岸を低気圧が発達しながら東へ進む見込みです(図1)。そのため、九州から東北南部にかけての広い地域で、雪や雨が降るでしょう。東海より西の地域では、雪となるのは山間部が中心ですが、関東地方では平野部でも雪となる見込みです。
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図1 予想天気図(14日09時) |
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図2 雨と雪の分布予想図 |
東京都心をはじめとする首都圏でも、広い範囲で雪が降ることが予想されます(図2)。雪や雨は14日(月)の朝から夜にかけての長時間にわたる見込みで、道路などに雪が積もるところもあるでしょう。
当日は「成人の日」のため、成人式などのイベントが各地で開催され、普段より多くの方が外出・移動することが予想されます。慣れない履物の方は特に、歩行時の転倒事故などに十分ご注意ください。公共交通機関にも大きな乱れが生じる可能性がありますので、早めの行動を心がけてください。また、首都圏は普段雪が少ないためノーマルタイヤの車両が多く、スリップ事故などの危険性が非常に高くなります。雪が降ったら、それに見合うような装備をし、細心の注意を払って運転するようにしましょう。
翌15日(火)の朝は、天気は回復しますが地面には雪や雨が残り、また気温も低くなるため、道路が凍結する恐れがあります。引き続き、歩行時や車の運転時には十分ご注意ください。
なお、東京都心で雪(みぞれを含む)が降った場合は、今シーズンの「初雪」となります。東京都心での初雪は、昨シーズンは1月20日に観測され、平年値は1月3日となっています。
また、首都圏で成人の日に雪が降るのは、2009年1月12日以来で4年ぶりとなります。さらに、まとまった雪となった場合は1998年1月15日以来、15年ぶりとなります。1998年1月15日は、東京都心でも最大で16cmの積雪となりました。
◇防災上の注意点
警戒期間:14日(月)朝〜15日(火)朝
警戒現象:降雪・積雪、道路などの凍結
・歩行時の転倒事故や、それに伴うケガに注意
・鉄道をはじめとする公共交通機関の遅延に注意
・車の運転時はスリップに注意(特にノーマルタイヤ車)
本情報は2013年1月11日時点の予測資料から作成したものです。詳細については最新の気象情報(日本気象協会の気象情報サイトhttp://tenki.jp/)で確認下さい。