RSSセンター
メイン | 簡易ヘッドライン |


一般財団法人日本気象協会(本社:東京都豊島区 会長:繩野克彦)は、今週末の7月6日(土)と7日(日)に予想される高温に関する情報を発表します。太平洋高気圧に広く覆われる影響で、週末は全国的に気温が高くなり、この夏一番の暑さとなる見込みです。急な暑さにより、熱中症にかかる人が非常に多くなると予想されますので、特に屋外での活動を予定している方は、十分な警戒をお願いします。
◇熱中症に厳重警戒が必要です!!
今週末の6日(土)と7日(日)は、南西諸島から東北地方にかけて太平洋高気圧に広く覆われる見込みです。そのため東日本や東北地方を中心に、
全国的に今年一番の暑さになることが予想されます (図1)。特に、関東地方では内陸部を中心に、 最高気温が35度を超える“猛暑日”
となる地点が多くなる見込みで、東京都心でも猛暑日となる可能性があります。全国的な厳しい暑さは、週明け以降もしばらく続く見込みです。
|
図1 今後の予想最高気温 |
|
図2 救急搬送数と真夏日地点数の関係 |
この時期は体がまだ暑さに慣れていないため、急に暑くなると 熱中症にかかるリスクが非常に大きくなります
。図2から、全国の真夏日地点数(最高気温が30度を超える地点数)が増えると熱中症による救急搬送数が増えることが分かりますが、7月は夏本番の8月に比べて搬送数が多くなっています。
今週末は今年に入って一番多い、全国の観測点の約半数にあたる500地点程度で真夏日になることが予想されており、
全国で1日に1,000人前後の救急搬送者が発生することが想定されます
。加えて、今週末は“湿度が高く蒸し暑い”、“朝晩も気温が下がらない”ことも重なるため、救急搬送者がさらに増える恐れがあります。
この週末に屋外での活動を予定されている方は、“のどが渇いた”と感じなくても 水分をこまめに補給するように心がけて
、熱中症にならないように十分に警戒してください。運動などをしてたくさん汗をかく場合は、塩分補給も同時にできるスポーツ飲料などがおすすめです。
また、近年は屋内でも熱中症にかかる方が増えてきています。日中・就寝時を問わず、暑いと感じる場合は決して無理をせず、 冷房機器を適切に使う
などして、室内が暑くなりすぎないようにしましょう。
本情報は2013年7月4日時点の予測資料から作成したものです。詳細については最新の気象情報(日本気象協会の気象情報サイト http://tenki.jp/ )で確認下さい。
|
日本気象協会は、現在「熱中症ゼロへ」活動を進めています。これは、全国の自治体や民間企業などを巻き込みながら、熱中症に関する正しい知識と対策をより多くの方に知ってもらうことで、熱中症撲滅の輪を広めることを目的としているものです。