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一般財団法人日本気象協会(本社:東京都豊島区 会長:繩野克彦)は、2013年の7月後半から9月の天気傾向に関する情報を発表します。
今年の夏は、7月前半は太平洋高気圧の勢力が強まり、関東甲信地方を中心に記録的な猛暑となりました。7月後半から8月上旬にかけては、一時的に天気の崩れる時期が予想されますが、それでも全国的に晴れて暑い日が多くなりそうです。まだ梅雨明けしていない北陸・東北地方も、8月に入る頃には本格的な夏となるでしょう。気温は、全国的に概ね平年並みか高い日が多いと予想され、昨年(2012年)や一昨年(2011年)と同じ程度の暑い夏となりそうです。最高気温が35度を超える猛暑日が、今年も多くの地点で観測されるでしょう。
8月中旬以降も、太平洋高気圧の勢力が強いままで経過し、気温は平年よりもやや高くなる見込みです。全国的に厳しい残暑となり、暑さは9月に入ってもなかなか収まらないでしょう。早い梅雨明けとなった九州から関東を中心に、今年は長い夏となりそうです。
なお、厳しい暑さが予想されますので、熱中症対策や体調管理はしっかりと心がけてください。また、猛暑の影響で大気の状態が不安定となり、山沿いを中心に突然のにわか雨や雷雨も多くなりそうです。山間部のレジャーでは特に、天気の急変や川の急な増水などに十分ご注意ください。
さらに、この夏は台風が発生する海域の海水温が高い状態が続くため、勢力の強い台風が発生する可能性もあります。8月から9月にかけては、台風の発生状況にもご注意ください。
◇北日本(北海道・東北)
7月後半は、引き続き梅雨前線の影響で、曇りや雨の日が多くなる見込みです。東北地方の梅雨明けは平年並み(平年は7月26日ごろ)になると見られ、8月に入る頃には一気に夏らしい天気となるでしょう。気温は平年並みかやや高く、8月中旬〜下旬を中心に厳しい暑さとなりそうです。9月に入っても、しばらくは日中を中心に暑さを感じる日が続くでしょう。
◇東日本・西日本(関東〜九州)
7月前半の記録的な暑さは一旦落ち着きますが、それでも8月にかけて例年並みに暑い日が続く見込みです。特に気温の高くなる関東や東海の内陸部を中心に、熱中症や体調管理には十分ご注意ください。なお、7月後半には、雲が多くやや気温が下がる日もありますが、湿度が高いため蒸し暑く感じるでしょう。8月中旬以降も、9月にかけては平年よりも気温が高い日が多く、残暑が厳しいでしょう。
◇奄美・沖縄
8月上旬にかけては、例年と同じように晴れる日が多く、平年並みかやや暑い夏となる見込みです。8月中旬から9月にかけても、引き続き暑い日が続きますが、例年に比べて雲の広がる日がやや多くなりそうです。また、8月から9月は沖縄地方への台風接近が1年で最も多い時期となりますので、台風の発生状況にもご注意ください。
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本情報は2013年7月16日時点の予測資料から作成したものです。詳細については最新の気象情報(日本気象協会の気象情報サイト http://tenki.jp/ )で確認下さい。