第32号 観測場所:喜茂別・倶知安・真狩他 観測者:“傘寿の眼” 秋田谷英次 (公社)日本雪氷学会北海道支部雪氷災害調査チーム 雪氷ネットワーク | 倶知安地方の積雪調査結果を第32号として送ります。 4か所の調査で、気象パターンや積雪成層構造は札幌と類似点が多数ありました。 これまでの第31号等と比較して眺めると、札幌と倶知安では大差ないようです。
今回の結果は、雪崩発生現場(山に斜面)でなくても、発生原因を特定できる可能性を示しています。 麓のアメダスデータの解析とそこでの断面観測から雪崩の危険を予知できたことを示しています。 これは降雪結晶起因の雪崩ですが、霜系弱層は更に精度よく予想できるかもしれません。
今後札幌で霜系弱層が観察されたとき、再び今回のように山岳地帯で観測したいと思います。 |