第36号 観測場所:札幌市北区 観測者:“傘寿の眼” 秋田谷英次 (公社)日本雪氷学会北海道支部雪氷災害調査チーム | 羊蹄山雪崩事故に関する調査。高度差1000m、距離10km以内なら雪崩の原因となる「弱層の痕跡」は麓でも確認できた。そして弱層粒子写真も撮れた。粒子の撮影装置は改良され、比較的簡単に、特別な技量を要せずに撮れるようになった。
目的:2020/2/10日、羊蹄山で雪崩、1名死亡。 2/12の現地調査で2、3層の弱層を確認。 参照-雪氷学会北海道支部、災害調査チーム 「事例/2020/02-10 羊蹄山雪崩調査」 麓でもこれらの弱層が存在したかの確認。;確認できれば、麓での調査も価値がある。
観測日:2020/2/19 12時~133時。
観測場所:ニセコ町近藤(羊蹄山の南西約8km (地図上で)の林に囲まれた畑地 (標高272m、周囲に別荘多数)。 天候:雪、途中車はライト点灯も。 気温-4°C。
撮影は降雪が大きな妨げになった。 弱層粒子を69枚撮影。約1時間を要した。 |